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2009.05.20

“神戸花鳥園”は花も鳥も極彩色です

神戸三宮からモノレールの“ポートライナー”に乗ると、神戸空港へ着くすぐ手前に、“神戸花鳥園”がある。
花と鳥とのふれあいを基本とした全天候型のテーマパークで、大きな温室構造。その中では、無数の花が咲き誇り、放し飼いにされた数々の鳥たちが戯れている。
神戸花鳥園の公式サイトは、こちら。

膨大な数の極彩色の“フクシア”の花が、頭上に渡したバトンに“吊り鉢”を下げて植えてある。来館者は、その花の下を散策し、顔に当たる花を目の前にしながら通り抜ける。

花には、バトンから茶色の細いチューブを通じて鉢に供給し、まるで“点滴”をするように水に溶かした肥料(液肥)を与えている。したがって、ホースで水やりをするのとは違い、フロアーが水浸しになることも、室内が湿気ることもない。咲き終わった花や枯れた葉などは、スタッフが移動式の昇降機に乗って小まめに入れをしている。
日頃、ガーデニングを楽しんでいる私には、花の栽培や手入れの方法も参考になった。

Photo “スイレン池”には、葉の直径が2m近くもあるハスのオニオオハシが浮かんでいる。
そばの通路に、その葉を裏返して展示してある。裏側は、1辺が5~6㎝くらいのマス状の仕切りが蜂の巣のように規則正しく並んでいて、葉の裏側に空気を抱き込むような構造になっているのが分かる。自然の生物は、ほんとうに巧く工夫して生き続けているものだと感心させられる。(写真をクリックすると拡大できます)

池の回りの通路を歩いていると、水鳥が、エサをおねだりしながらゾロゾロと着いてくる。頭の上の木の枝に留まったクジャクが、突然、大きな鳴き声を出して驚かされた。

Photo_2 “ふくろうショー”では、多くの来観者が取り囲む中を、ふくろうがスタッフの指示どおりに飛んで、愛嬌を振りまいている。人によく慣れていて、カメラのストロボを近くで光らせても怖がらない。

Photo_7 その後方では、縫いぐるみのような子供のフクロウが、木に留まったまま、身動きもせずに居眠りをしている。スタッフが、ネズミの肉をピンセットで与えると、喜んでついばむ。野菜類は一切食べないが、栄養が偏らないように、肉だけではなく骨なども一緒に与えているのだそうだ。

鳥などは、ケージに入れて飼育されているのを外から見るのではなく、「人がケージに入って見る」という鑑賞スタイル。エボシドリや大きな赤いクチバシのオオハシなどが頭上を飛び交い、仲良く並んで居眠りをするインコも、至近距離で見ることが出来る。

Photo_6 聞くと、ここは市営でもなく県営でもなく、民間企業の運営なのだそうだ。大人1人が1,500円の入園料は高い印象もあるが、映画を1本見ることを考えると、ま、リーズナブルと言えるだろう。パンフレットは日・英・中・韓の4カ国語で、写真は新しいし、仕上がりも美しい。
掃除や花の手入れをしているスタッフに質問をすると気軽に教えてくれるし、熱帯の鳥ゾーンでも、野鳥が自由に飛び交っているにしては清潔だ。

訪れたのは、5月の連休明けの平日だったが、大勢の人が来ている。車椅子を使っている人も目にについた。
植物園などで、「一面が花壇」というのは珍しくないが、ロビーやレストランには、温室の天井のガラス窓が見えないほど多くの色とりどりの花が吊り下げてあるのは珍しい。
頭上一面に広がる花を見ながらの食事は、別天地だ。
ボォ~と、ゆっくりとした至福の時間を過ごすにはいい。
こうべ、Kobe

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