大阪ガスの遠隔監視サービス“るるるコール”はグ~ッ!
ある夕刻、外出から戻ってお茶を飲んでいると、大阪ガスから電話が掛かってきた。
曰く、「長時間、連続してガスをお使い頂いているようです。電話を何度もお掛けしましたが、お出になりませんでしたので、安全のため、こちらから遠隔操作でガスを止めさせて頂きました。何か問題は起きていませんでしょうか?」という主旨。確かに、着けたまま外出したガスストーブは消えている。
そこで「家族の者が寝込んでいるため、ガスストーブを着けたままにして外出をしました。今戻ったところですが、問題は起きていません」と告げた。先方は、「分かりました。では電話回線を使って遠隔でガスが使えるようにしますので、5分間ほど、電話のベルが鳴っても取らないで下さい」
しばし待つと電話が鳴った。そのあと、ひと呼吸置いてガスストーブを再点火すると、正常に作動した。
これは、大阪ガスの“るるるコール”というサービス。
あらかじめ、家庭に取りつけた通信機能付ガスメーターと大阪ガスの監視センターを電話回線で結び、ガスの使用状況を24時間監視する。もし「所定の流量を超えたガスが長時間連続して使われた場合」などがあれば異常とみなされ、確認のために電話を入れる。留守などで電話に誰も出ない場合は、メータを遠隔操作してガスを遮断させる。
さらに、メータの遠隔操作が出来る機能を利用して、こんな使い方もできる。
もし外出後にガスの消し忘れが心配になった時には、利用者が監視センターに電話をすると、電話回線を使ってガスの使用状況を確認し、もし使用状態になっていればガスメータを遠隔操作してガスを遮断する。
このサービスを受けるには、月々472円(消費税込み)のオプション料金が付加される。
すでに、“ホームセキュリティ”の多くのサービスが定着している。たとえば、留守中に窓ガラスが割られたり、煙や炎が出た場合などの異常が発生したら、それを感知した情報が警備センターに自動的に通報され、警備員が飛んでくる。また、電気湯沸かしポットや水道水、ベッドなどの使用状況を家族の携帯電話に送信するという、特に高齢者の挙動を確認する“遠隔見守りシステム”も登場している。
しかし、こうしたサービスの多くは、犯人を捕まえたり消火するなど、問題を直ちに解決してくれるわけではない。通報を受けた家族らが判断して、対応をしなくてはいけない。
他方“るるるコール”は、「災害発生の可能性」を“予知”して警告し、しかもそこにいる人に直接、安全確認をする。もし問題が起きる可能性があれば、遠隔操作でガスを遮断するなどの予防保全処置を採る。電話で確認して問題がなければ、通信ネットワークを介して消費者を煩わすことなく回復措置をとる。
その意味で、サービス提供業者と利用者の“双方向の予防保全システム”だ。
インターネットやネットショッピングなどが日常的に話題に乗るが、“るるるコール”のような、異常の通報に加えて予防措置までしてくれるというコンセプトの安心サービスは少ない。もっと注目されても良いと思う。
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