「ジルベスター・ガラ・コンサート」で新年を迎えました
昨年(2008年)の末は、初めて、兵庫県立芸術文化センターで大晦日の夜に開催されたカウントダウン「ジルベスター・ガラ・コンサート」(Silvester Gala concert)へ行った。
「ジルベスター」はドイツ語で大晦日(聖ジルベスターの日)の意味で、「ガラ・コンサート」は特別記念コンサートの意味。
この演奏会に行ったのは、「年越しのコンサート」として話題にもなっているため、一度覗いてみたかったから。
それにプログラムに、シベリウス作曲のフィンランディアが合唱付で演奏されるからだ。この曲の中ほどに、「フィンランド賛歌」が挿入されているが、以前に私は、男性4部合唱で、しかもフィンランド語で歌ったことがある。今回は日本語なので残念だったが、いつも、この歌を聴くと涙が出るほど感動する。またカール・オルフ作曲の「カルミナ・ブラーナ」も、大編成の混声合唱付で演奏されるというので、その豪壮な演奏をぜひ聴きたかった。
右の写真は、コンサートのちらし(写真をクリックすると拡大)。
コンサートは夜の9時半にスタートし、落語家の桂三枝と指揮者の佐渡裕の掛け合いスタイルで進行してゆく。「ま、年越しなんだから、会場と一体になって楽しくやろうよ」という趣向。出演者の中には、ボランティアで出演していると見受けられる人も多かった。チケットは早くから完売になるほど人気で、超満員状態。ドレスに着飾った淑女もチラホラ。
30分間の休憩時間にはロビーで、一流レストランが出張して開いた屋台で、トリュフ風味で牛タン入りの“年越しソバ”を賞味したり、コンサートの最後に会場も含めてみんなで歌う、童謡「ふるさと」とエルガー作曲の行進曲「威風堂々」の歌唱指導に参加したり、小中高校生で編成されたスーパーキッズオーケストラの演奏を聴いたり。
演奏会の最後には、ステージバックに映し出された大時計を見ながら、15秒前から会場全体で大声でカウントダウンをする。午前零時になると同時に銀のリボンと花吹雪が舞台の両サイドから客席に打ち上げられ、天井から五色の風船が舞い降りて来るなど、賑やかに新年を迎える。
そして、“お約束”の「六甲おろし」を歌いながら阪神タイガースの優勝を祈願して、お開き。
ドイツのベルリン・フィルは古くから「ジルベスター・ガラ・コンサート」を行っており、東京では今年も、渋谷のオーチャードホールで「第14回東急ジルベスター・コンサート」が開催された。こちらの方は夜10時からスタートして新年の0時45分に終わるそうだから、関西の交通事情では終わりが遅すぎる。演奏会は、テレビで生中継された。
帰りの阪急電車・西宮北口駅のプラットフォームで電車を待っていると、ほとんどの人が、会場でお土産にもらった協賛会社アサヒビールの西宮工場製のビールを下げていた。家に帰って早速、いただいたビールで祝杯を挙げた。
“紅白”を見て初詣・・・・という日本古来の過ごし方だけではなく、こうした新年を迎えるスタイルが増え始めているんだなぁと実感した次第。
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